子どもの好き嫌いをなくしたい!子供は何故野菜嫌い?

鳥取・田中農場特製白ねぎぽん酢で作る野菜の揚げ浸し 田中農場の商品

育ち盛りの子どもたちに、栄養バランスを考えて腕をふるってみたけれど、お子さんの反応がいまいちだったことありませんか。大人が好む食材やメニューを、子どもはなぜ嫌うのでしょうか。

子どもに好き嫌いが多い理由

生まれてから数カ月の間、赤ちゃんの食事はお母さんのおっぱいです。歯が生え始めてから離乳食を通して、新しい味を覚えていきます。おっぱいに近いあま〜い味は大好きですが、初めて出会う味には拒んだり、怪訝な顔をしたり、食べたがりません。

 

これは本能的な警戒反応。今まで出会ったことのない味を、脳は不快な味と判断します。

 

特に、独特な匂い、苦みや酸味が強い野菜(セロリ、ピーマン、トマト、しいたけなどなど)を嫌がりますよね。それは「匂い・酸味は腐敗、苦みは毒性のもの」と、生まれながらに認識しているため。苦み・酸味を「おいしい」と感じられるようになるまでには時間がかかかるのです。

 

動物的な本能から、子どもは野菜を避けるのですね。

 

繰り返し食べた味や匂いは、脳に記憶される

幼児の頃までに繰り返し食べた味やにおいは、脳の中で無意識のうちに記憶されていきます。子どもが気付かないようにでも、少しずつ苦手な食材を食べさせていくと、自然においしく食べられるようになります。

苦手な野菜を食べられるようになる方法

◎調理を工夫

苦手な味への警戒心を解くために、食べ慣れるまでは味をやわらげるように調理を工夫します。

・初めはごく少量を使う。

・細かく刻んで苦手な食材の味がわからないようにする。

・よく茹でたり、水にさらしたりして、アクや味のくせをよく取り除いて調理する。

・だしをきかせたり、うま味のある食品(肉、ハム、ソーセージ、昆布、シラスなど)と組み合わせる
・揚げて油のうま味を利用する。
・ごまや海苔など、風味をきかせて食べやすくする。

◎声かけをする

食べ物の好き嫌いを判断するのは、脳。食べたときの快・不快の記憶が、食べ物の好き嫌いをわけます。一口でも食べることができたら、「食べられたの?すごい!!」、「大人みたい!お兄ちゃんだね!」などなど、大げさなくらいに褒めてみるのが効果的。食べられたという達成感、褒められた喜びで、苦手感や不快な記憶が心地よいものに変っていき、次第に苦手な食材も食べられるようになっていきます。

◎強制的に食べさせても大丈夫?

食事を残すのを厳しく叱ったり、無理にでも食べさせたりすると、食事そのものや嫌いな食材に対してますます不快感が記憶されてしまい逆効果です。好き嫌いをなくすには、おいしく楽しく食べることが大前提です。

 

まとめ

大人がおいしそうに食べている食材に、子どもって敏感ですよね。内心、「子どもにはもったいない」と思う高級食材や珍味ほど、子どもは大人の心を見透かすかのように、美味しい食材に食いつきますよね(笑)周りの大人が食事や料理を楽しむこと、お子さんと一緒に楽しんで食べることも、大事なのかもしれませんね。

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