一年の感謝の気持ちを込めて贈るお歳暮:贈り方や贈る時期

贈り方や贈る時期 ギフト

誰もが知っている、代表的な年中行事の一つであるお歳暮。意外と正しい意味やマナーを知らない人も多いのではないでしょうか。せっかく贈るなら、しっかりマナーを抑えて贈りたいですよね。

お歳暮の歴史

お正月に先祖の霊を迎え入れる御霊祭りのために、子孫が供え物を手に集まったことがお歳暮の始まりとされています。

お歳暮はどういう人に贈るものなの?

お歳暮は、日頃お世話になっている方への感謝と、今後の末長いお付き合いをお願いする気持ちを込めて贈ります。贈り先は、両親、親戚、親しい知人、取引先、お稽古ごとの先生など。公私にかかわらず、今後も長いお付き合いがある相手に贈るもの。1回だけのお礼の場合には、のしの表書きを「御礼」、「こころばかり」などとします。

お歳暮の贈り方

かつてお歳暮は持参するものでしたが、今では郵送や宅配便が一般的。感謝の言葉を添えた挨拶状を同封するか、別に送り状を出すようにします。

お歳暮のイメージ画像

御歳暮の贈る時期、時期を逃した場合はどうすればいい?

「歳暮」は文字通り、「歳(とし)の暮れ」を意味します。本来は歳の暮れに挨拶するものでしたが、最近では慌ただしい年末を避けて12月1日~25日頃に贈るのが一般的です。遅くとも30日までに贈りましょう。
年を越してしまったら、表書きを変えて贈ります。松の内(1月7日)までは、「御年賀」、松の内を過ぎて立春(2月4日頃)までは、「寒中御見舞」もしくは「寒中御伺」とします。「御挨拶」でも大丈夫です。

御歳暮の金額

金額は相手との関係によりますが、一般的に3000円~5000円くらいが多いようです。
目安としては、

・お世話になっている上司…5000円前後
・両親、親戚、知人…3000円~4000円前後
・特別にお世話になった方…5000円~1万円
・挨拶程度…1000円~2000円

お歳暮の中身イメージ

お歳暮はずっと贈り続けないといけないの?

お歳暮は、お世話になったお礼を表すものなので、相手との関係が変わらない限り、毎年贈り続けるのが基本。相手と疎遠になり儀礼的になってしまった場合には、相手も気兼ねをしますし、やりとりをやめてもよいでしょう。贈答品の金額を減らしたり、暑中見舞いや年賀状などの季節のあいさつ状などに切り替えるなど段階的に形を変えていきます。いつかまた、ご縁が繋がることも考えて、細く長く関係を続けるといいでしょう。先方の退職・転勤が理由で、関係性が希薄になる場合にはその年にすぐにやめるのではなく、もう1年だけメッセージを添えてお歳暮を贈って、それを最後にするといいでしょう。

相手や自分が喪中のときはどうすればいいの?

お歳暮は、お祝いではないため、喪中かどうかは関係なく、贈っても大丈夫。ただし、忌明け前(四十九日前)であれば、忌明け後に贈ります。忌明け後まで待つと時期が過ぎる場合には、松の内(1月7日)が過ぎてから届くようにしましょう。表書きは「寒中御見舞」とします。かけ紙は、水引やのしの印刷されていない白無地の紙もしくは略式の短冊に文字を入れてもらいます。







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