いつものカレーは飽きた!たまには、本格的なカレーを家で食べたい・・・!!」
そんな日ってありませんか?カレールウは、色んなバリエーションのものがあり、具材やスパイスにこだわったものを買うことができますが、問題はお米です。
ジャポニカ米とインディカ米~お米の品種いろいろ~
一般的に私たちが食べているお米は、「ジャポニカ米」と呼ばれる品種。水分を多く含むため熱を加えると粘りとつやがあります。一方、インドやタイなどで作られており、ピラフやカレーなどスパイスの効いた料理でよく使われているのが「インディカ米」。1993年の冷夏による米不足でタイ米を輸入したニュースを覚えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?インディカ米は水分と粘りが少なく、パサパサとしているのが特徴で、あまり私たち日本人好みのお米ではありません。また、輸入米のため、日本の規制とは違う基準で生産されているため、安心面でやや不安が残る…という方もいると思います。【参考:お米の品種と品質のアレコレ(一般財団法人 日本穀物検定協会)】
ところが!そんなあなたが求めるお米が日本にもあるんです。
それが、日本人好みのカレーに合うように日本で品種改良されて開発されたお米、カレー専用米(カレー米)です。
カレーに合うお米として開発された「カレー専用米(カレー米)」の特徴
「カレー専用米」で検索するとヒットするのが、新潟県の華麗舞(かれいまい)と鳥取県のプリンセスかおりです。どちらも日本海側、お米の産地で生まれた品種です。さすが米どころですね。
カレー米とは、インディカ米とジャポニカ米をかけあわせて生まれた品種。「パラパラとほぐれてカレーによく絡む」インディカ米の性質と「もちもちして粘りがある」ジャポニカ米の両方の良さを持ち合わせているという、夢のようなお米です。本来なら、日本では育ちにくい長粒種のお米を、日本でも栽培できるように、改良に改良を重ねて生まれたお米なのだそうです。
華麗舞とプリンセスかおり、それぞれに特徴があるので、お好みに合わせて、選んでみると良いと思います。華麗米とプリンセスかおりの味の違いについては、こちらをご覧ください↓↓
▶【徹底比較!】カレーに合う米は!?プリンセスかおりVS華麗米
ちなみに、華麗舞は無臭ですが、プリンセスかおりは、名前の通り、香りが特徴的。インディカ米の特徴を強く受け継いでいます。炊く前は「植物の匂い」、炊飯時は「力強い土のにおい」、食べるときは「香ばしいポップコーンのにおい」がします。詳しくはこちらをご覧ください↓↓
▶くせになる鳥取県産のカレー専用米「プリンセスかおり米」独特の香りの秘密にせまる!
カレー米がおいしく炊けるおすすめの炊き方
カレー米はじめ、インドのお米は、あまり研がずに炊くのがおすすめです。研いでしまうことで、特徴的な香りが飛んでしまったり、水分の含有率の低いお米が割れてしまいやすいからです。また、プリンセスかおりは吸水性が高いので、ジャポニカ米のように1~2時間浸水させる時間はいりません。研いだら、そのままスイッチポン!で簡単に炊けます。水の量は、お好みの方さに応じて調節していただくのがいいですが、少し多めにするのが個人的にはおすすめですす。
お鍋で炊くと、焦げ目がついて、より香ばしさが際立ちます。本格カレーに挑戦したい方は、ぜひ、こちらを参考にトライしてみてくださいね↓↓
▶これで失敗なし!プリンセスかおり米のおいしい炊き方
自宅で簡単にできる!本格エスニックカレーの作り方
~材料(2人分)~
プリンセスかおり米(カレー米) | 2カップ |
鶏もも肉 | 1/2枚 |
なす | 1個 |
ピーマン | 1個 |
赤・黃パプリカ | 各1/2個 |
オクラ | 4本 |
玉ねぎ | 1/2個 |
カレー粉 | 10g |
小麦粉 | 大さじ1 |
ココナッツミルク | 100ml |
コンソメキューブ | 1個と1/2個 |
オリーブ油 | 適量 |
塩・ブラックペッパー | 適量 |
~作り方~
下準備:プリンセスかおり米(カレー米)を炊いておきます。
- 鶏肉に塩・ブラックペッパーで下味をつけ、ひと口大に切ります。
- なすは輪切り、ピーマン・パプリカはタテに切り、オクラは斜め半分に切ります。玉ねぎは薄切りにします。
- フライパンにオリーブ油大さじ3を入れしっかり熱し、なすを入れて全体に油がまわるように炒めます。なすがしんなりしたらピーマン・パプリカ・オクラをさっと炒めてザルにあけ油を切ります。
- 大さじ1のオリーブ油で鶏もも肉を焼き色がつくまで加熱し、玉ねぎを加えて炒めます。
- 玉ねぎがしんなりしたら火を止め、カレー粉、小麦粉、塩少々を加えて混ぜます。
- 粉を焦がさないように気をつけながら、中火で2〜3分炒めます。
- 水250mlと3の炒めた材料、コンソメキューブを加え、中火で15分ほど時々混ぜながら焦げないように煮込みます。
- ココナッツミルクを加えて5分煮込んだら出来上がり。
この他にも、カレー米はいろんなカレーに合うので、ぜひ自分好みのカレーを追及してみてくださいね!
▶チキンココナッツカレーの作り方
▶夏野菜たっぷりトマトひき肉カレーの作り方
カレーだけじゃない!中華やイタリアンにも合うカレー米
さらに、カレー米は、カレーだけでなく、お米を炒めるピラフや炒飯、パエリアとも相性が良いんです。パラパラとほぐれやすく、火が通りやすいため、プロのように本格的な料理が作れます。また、スパイスの効いた辛めの中華料理やエスニック料理との相性も抜群。ぜひ、カレー米を使って、カレー以外にもいろんな料理にチャレンジしてみてくださいね。
▶簡単失敗なし!とっとり香り米プリンセスかおりを使ってパラパラ炒飯を作ってみた
▶とっとり香り米プリンセスかおりを使ってパエリアを作ってみた!
▶プリンセスかおり米を使って「明太子チーズリゾット」~農家のキッチン~
ちなみに、プリンセスかおりは、今度放映予定のテレビ朝日「ごはんジャパン」で、砂丘らっきょうを使ったカレーと一緒に取り上げられる予定です。ぜひチェックしてみてくださいね。
▶【ごはんジャパン】鳥取砂丘ラッキョウとカレーとの相性抜群!カレーが美味しくなるカレー米とは?
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